シンガポールで見れるヨタカは4種類、そのうち2種類が留鳥ですが、最も一般的に見られるのはオビロヨタカです。
オビロヨタカは留鳥で、公園や森林、ちょっとした草むらなんかで、大体決まった場所で寝ています。
今回は、オビロヨタカの生息場所と、子育ての様子を見ることができましたので、併せてご紹介します。是非最後までご覧ください。
枯葉の上に転がる – オビロヨタカ
オビロヨタカは、夜行性で昼間は寝ています。シンガポールには、蛇やオオトカゲがいるので、食べられやしないかと冷や冷やしますが、当の本人は微動だにせずひたすら眠っています。
そんなヨタカはどんな場所にいるのでしょうか?
オビロヨタカについて

オビロヨタカは、ヒマラヤ山脈南部の山麓、南アジア東部、東南アジア、オーストラリア北部に生息しています。開けた森林、二次林、耕作地の地面や低い枝に止まっているのが見られます。
夜行性なので、夜になると街灯に集まる昆虫を目当てに飛び回るそうです。残念ながら、まだその姿を見たことはありません。とても小さなくちばしで、まるでおちょぼ口。でも、開くととんでもなく大きいのにびっくりです。日中は、落ち葉のたくさんあるところに埋もれていることが多く、見事にカモフラージュしています。
分類 | 種名 |
目: | ヨタカ目 |
科: | ヨタカ科 |
属: | ヨタカ属 |
和名: | オビロヨタカ |
英名: | Large-tailed Nightjar |
学名: | Caprimulgus Macrurus |
サイズ: | 31.5-33 cm |
こちらのサイトで鳴き声が聞けます。
オビロヨタカの見れる場所

木の上にだっています
オビロヨタカは、シンガポールでは比較的簡単に見ることができます。
決まった場所、もしくはその付近で日中寝ていることが多いので、一度見つけると次は見つけやすくなります。
シンガポール植物園|Singapore Botanic Gardens
シンガポールボタニックガーデン内では、7か所で見たことがあります。
シードバンクに行く途中の赤レンガ通路沿いの藪の中か、落ち葉の上にいるのがよく目撃されています。この通路沿いでは、番と別の個体1羽を見たことがあります。
この辺りによくいます。
ジュロンレイクガーデンズ|Jurong Lake Gardens
ジュロンレイクガーデンの子供たちが遊ぶ遊具がある、Forest Ramble内でも2種類のヨタカがいると地元の方に教えていただきました。私はオビロヨタカしか見つけられていませんが、ここでも別個体を2羽発見しました。
ベンチの後ろ辺りとか。
ガーデンハウス周辺にもいます。
ジュロンレイクガーデンズでは、2羽が無事巣立ちました。

その他の公園内でも、枯葉がたくさん落ちている場所や、水辺の橋の下など意外な場所にも転がっています。
最初のうちは見つけにくいので、ボタニックガーデンか、ジュロンレイクガーデンがおすすめです。
オビロヨタカの子育て

オビロヨタカは、3-6月が繁殖期で、卵は直接地面に産むため巣は作りません。
雌が日中抱卵し、夜になると雄と交代するそうです。
シンガポールボタニックガーデンのとある一角で、オビロヨタカが子育てをしているという情報が入ってきたので見に行ってきました。ものすごくオープンな場所で、人が行きかう通路のすぐ横の枯葉の中に可愛らしい親子の姿がありました。そんな場所を選んだのは、天敵に襲われないためなのでしょうか。みんなで距離をとりつつ撮影しました。愛らしい雛の姿に母性が刺激されます!巣立ちまで皆が見守っていました。

ちなみに子育ての場所はこちらでした。すぐ近くにフードコートがあります。
また同じ場所で、営巣することはないと思いますが、ヨタカがどんな環境で子育てをするのか、参考にして自分で見つけてみましょう!
まとめ
今回は、シンガポールで簡単に見ることができるオビロヨタカについて記事にしました。
子育ては、決まった時期しか見ることはできませんが、転がっているヨタカを見つけるのはいつでもできます。落ち葉と同化したヨタカを見つけた瞬間は、お宝ゲット!な気持ちで、とても嬉しくなります。
是非、探しに出かけてみてください。
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