マレーシアの高原リゾートFraser’s Hill|フレイザーズヒルは、東南アジアでも有名なバードウォッチングスポットです。
標高約1,200mの森には、250種以上の野鳥が記録されており、世界中のバーダーが訪れる「野鳥の楽園」として知られています。
今回は実際にFraser’s Hillを歩きながら、バードウォッチングをした様子と、見られた野鳥、探鳥におすすめのスポットを紹介します。
マレーシアでバードウォッチングをしてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

6月にはFraser’s Hill International Bird Raceも開催されます!
Fraser’s Hillとは?
Fraser’s Hillは、マレーシア・パハン州にある高原リゾートです。
首都クアラルンプールから車で約2時間ほどの場所にあり、標高約1,200mの涼しい気候と豊かな森が広がっています。
このエリアは野鳥の宝庫として知られ、これまでに250種以上の鳥類が確認されています。
そのため世界中のバードウォッチャーが訪れる、東南アジアでも有数のバードウォッチングスポットになっています。
Fraser’s Hillでバードウォッチング
Fraser’s Hillの魅力は、森のトレイルと車道を歩きながら気軽にバードウォッチングができることです。
整備された遊歩道が多く、初心者でも鳥を探しやすい環境になっています。
また標高が高いため、低地とは違う種類の野鳥を見ることができるのも特徴です。
森の中をゆっくり歩いていると、さまざまな鳥のさえずりが聞こえてきます。
準備するもの
フレイザーズヒルは標高が高く涼しい場所ですが、日中は気温が上がることもあります。
低地に比べると虫は少ないものの、蚊やヤマビルは生息しています。
観光だけであればあまり気になりませんが、バードウォッチング(探鳥)をする場合は虫よけ対策が必須です。
服装のポイント
- 肌の露出を控える
- 風通しがよく動きやすい服
- 自然散策に適したアウトドア仕様の服装
👉 長袖・長ズボンが基本です
ヤマビルについて
ヤマビルは多くはありませんが、以下のような場所で注意が必要です。
- トレイル内
- 木が生い茂っている場所
- 同じ場所に長時間立っているとき
知らない間に吸血されることがあります。
実体験からひとこと
実際に私は、ヤマビルにやられたことがあります。
気がついたときには、服の中に入り込まれ、血を吸われていました。
そのときは胸元が少し開いた薄いTシャツを着ており、完全に油断していました。
結論
自然散策にふさわしい服装と虫対策をしていれば、過度に恐れる必要はありません。
しっかり準備して、安心して探鳥を楽しみましょう。
Fraser’s Hill trail|おすすめ探鳥スポット
Fraser’s Hillには、バードウォッチングに適したトレイルがいくつもあります。
代表的な探鳥スポットはこちらです。
Hemmant Trail
森の中を歩くトレイルで、野鳥が見つけやすい人気のコースです。
比較的歩きやすく、初心者にもおすすめです。
Bishop Trail
森林の奥へと続くトレイルです。探鳥目的で訪れるバーダーに有名な場所です。

実際トレイルを歩いたのですが、途中で草が生い茂り引き返しました。トレイル前の車道で鳥を探す方がよさそうです。
Allan’s Water
小さな湖の周辺は鳥が集まりやすく、のんびりバードウォッチングができます。
5、6月頃はツバメが泥を集めるため、湖周辺の地面に降りてきます。
The Gap
Fraser’s Hillへ向かう途中にあるエリアで、道路沿いでも鳥を見つけることがあります。

私たちは、このトレイルには行ってませんが、ここでも多くの野鳥が見れるようです。
Jalan Mager
Jalan Mager|ジャランメジャーの片側は急斜面、反対側は小川があり、植物が生い茂っているので、茂みや藪を好む、臆病な鳥たちが隠れています。
観察が期待できる鳥
Jalan Richmond
Sri Berkat Rest Houseを左手に、Jalan Richmond|ジャランリッチモンド付近。
観察が期待できる鳥
ジャランリッチモンドの端には、マレーヤマウズラ|Malayan Partridgeの餌場があるそうです。
Jalan Padang
Jalan Padang|ジャランパダンでは、
オオフクロウ|Brown Wood Owl
ヨタカ|Grey Nightjar
が見れる可能性があります。
Jalan Lady Maxwell, Jalan Valley
このエリアが、Fraser’s Hillで野鳥観察をするのにとても人気です。
Silverpark ResortからBishop Trailに向かい、道が二手に分かれます。
・Jalan Valley|ジャランバレー
・Jalan Lady Maxwell|ジャランレディマックスウェル
どちらもFraser’s Hillでは一般的な鳥達が多く見られます。
Jalan Lady Maxwellの入り口の排水溝の上に餌場がありますが、ここよりもHemmant Trailの出口近くにある餌場が、野鳥写真を撮る方に人気のようです。
Telekom Loop
Telekom Loop|テレコムループとは、Jalan Girdle|ジャランガードルとJalan Peninjau|ジャランペニンジャウで構成される、一周約3.5kmのループです。
名前の由来は、マレーシアの通信会社のビルのことです。
このループは、野鳥観察のペースにもよりますが、3時間以上はかかるので、時間がある方におすすめです。
ここでも、フレイザーズ・ヒルで見られる野鳥のほとんどが観察することができるそうです。
バードウェーブも頻繁に見られるようです。
近年、低地で見られる鳥が何種類かこのループで観察されたそうです。
▼低地で見られる鳥
お車で行かれる際は、一方通行になるので、Jalan Peninjau -ジャランペニンジャウの方から、時計回りと反対に周るか、入り口付近に止めて徒歩で周りましょう。
Fraser’s Hillのベストシーズン|野鳥観察に最適なのはいつ?

チャガシラガビチョウ
Chestnut-capped Laughingthrush
at Fraser’s Hill Malaysia
多くの野鳥が生息するフレイザーズ・ヒルは、年間を通して沢山の野鳥を見ることができます。
ウィンターシーズンは、渡り鳥も立ち寄るので、より多くの野鳥が見れるそうです。
地元の方や、よくフレイザーズ・ヒルに訪れる方の情報によれば、3月から6月が渡りの鳥が旅立ちの準備を始めるのと、留鳥の繁殖シーズンに入るので、おすすめとのことです。
(11月から2月は台風シーズンなのであまりお勧めではないらしいです。)
私たちが訪れたのは、6月末でしたが、子育ても落ち着いていた印象だったので、バードレースの始まる前の5月くらいがよかったのかなと思いました。
Fraser’s Hill birding tips|野鳥観察のコツ
ここでは、一般的な野鳥観察のコツと、実際行って感じたことを交えてお伝えします。
一番良い時間は「日の出直後」
Fraser’s Hillでバードウォッチングをするなら、日の出直後の時間帯が最もおすすめです。
ベスト時間
7:00〜10:00
理由
- 鳥が一番活発
- 鳴き声が多い
- 餌探しの時間
Fraser’s Hillは森が深いので昼になると鳥が見つけにくくなることが多いです。
Fraser’s Hillは高原なので朝は霧が出ることがあります。鳥の声は多いけど、見えにくいという状況。撮影には8時頃が一番適していることが多いです。
午後も実はチャンス
夕方
16:30〜18:30
この時間も鳥が動きます。
特に
- フルーツ食べる鳥
- フライキャッチャー系
熱帯林では、複数の種類の鳥が一緒に移動する、Mixed flock|混群がよく見られます。
お昼前と夕方が多い印象です。
Fraser’s Hillの日の出と日の入り
Fraser’s Hillは赤道に近いため、年間を通して日の出・日の入りの時間はあまり変わりません。
目安となる時間は以下の通りです。
| 時期 | 日の出 | 日の入り |
|---|---|---|
| 1月 | 7:20 | 19:14 |
| 3月 | 7:26 | 19:28 |
| 6月 | 7:02 | 19:21 |
| 9月 | 7:09 | 19:20 |
| 12月 | 7:05 | 19:00 |
朝7時頃から探鳥を始めると最も効率よく観察できます。
野鳥ツアーに参加する
初めて来る方は、Fraser’s Hillがどんなところか不安になるかもしれません。
また、限られた時間で効率よく野鳥が見たい場合、ガイドを依頼するのもいいと思いました。
ガイドは、シャーザン イン フレーザーズ ヒルの1階にある売店で依頼できます。
長年、マレーシアの野鳥協会で尽力されていた、フレイザーズヒルで生まれ育った、年配のガイドの方でした。日本人も何人もガイドされた経験のある方です。
英語での会話となりますが、何とかなります。
Fraser’s Hill Bird Race
Fraser’s Hillでは毎年6月に、Fraser’s Hill International Bird Raceというバードウォッチングイベントが開催されています。
この大会では参加チームが限られた時間の中で、できるだけ多くの種類の鳥を観察することを競います。
近年では、見た数ではなく「撮影した写真の質や種類」を競う「バード・フォト・レース」も併設されることが多くなっています。
世界中のバーダーが集まる、Fraser’s Hillを代表するイベントの一つです。
レースに参加しなくても、当日フレーザーズ・ヒルに行って自由にバードウォッチングを楽しむことができます。
この時期に行くメリットはたくさんあります。
ベテランバーダーに、情報を教えてもらえたり、人の数が多い分、色んな場所で野鳥が見れる可能性があります。
Bird photography|出会った野鳥
今回、何とか綺麗に撮ってあげられた美しい野鳥達。
このほかにも、沢山の野鳥を見ることができました。

鳴き声が美しいオオアオヒタキ|Large Niltava



お花コラボを狙いたいタテジマクモカリドリ|Streaked Spiderhunter

色鮮やかなゴシキドリ|Black-browed Barbet

赤い飾り羽がチャームポイントアカフサゴシキドリ|Fire-tufted Barbet

まん丸お目目のズアカガビチョウ|Chestnut-crowned Laughingthrush

地味だけど超絶かわいいアカメヒタキ|Rufous-browed Flycatcher

東南アジアで定番のチャムネムジチメドリ|Buff-breasted Babbler

君主 サルタンガラ|Sultan Tit
まとめ
フレイザーズ・ヒルは、本当に多種多様な動植物が見られる貴重な場所だと思います。
機会があれば何度でも訪れたい場所です。
日本からだと約7時間。
直行便もありますし、まだ物価の比較的安いマレーシア。
行く価値はあります。
フレイザーズ・ヒルに野鳥を見に行くなら、
3月から6月がベスト。
初めての方は、現地でガイドを依頼すると安心です。
ガイドを雇わず、自力探鳥するなら、トレイルの場所を把握しましょう。
自力探鳥が難しい場合は、ガイドを頼るのも良し!
私たちは、リサーチ不足で、自力での探鳥が厳しいと判断して、最終日、午前8時から12時まで
ガイドを依頼しました。
値段は一人日本円にして\4,500ほどでした。マレーシアリンギットの現金払いとなります。
案内してもらった場所は、
・Jalan High Pines
・Jalan Lady Maxwell
・Jalan Valley
です。
短時間で、たくさんの野鳥を見ることができました。
観察ポイントも教えてもらえましたし、子育て中の場所もこっそり教えてもらえました。
もし、ガイドを依頼するなら、初日に依頼して、残りは自分たちで探すと効率が良いと思いました。
野鳥観察をするなら下記のトレイルに行こう
ホテルでも野鳥観察ができる
私たちが泊ったホテル、「Silverpark Resort」の敷地内では、花の蜜を吸いに来る太陽鳥や、燕が数種類、ゴシキドリや小さなムシクイ、ヒタキの仲間なども見ることができました。
そして、敷地を出てすぐの「Silverpark Resort」の看板付近で、ズアカキヌバネドリが見れました。この道路沿いが縄張りのようです。
友人情報によると、雄が先に出てきて、その後雌が来るそうです。
私たちが見れたのは、雌。
8時前でした。雄は7時ごろから待つ必要がありますね。

雌でも迫力あります ズアカキヌバネドリ|Red-headed Trogon
▼私たちが泊ったホテルの記事はこちらです
▼マレーシアでレンタカーを借りた記事



