東南アジアの森の中で、
ひときわ鮮やかな“青”が一瞬だけ視界を横切る——
それが ルリカワセミ(Blue-eared Kingfisher) です。
派手な見た目とは裏腹に、
非常に警戒心が強く、観察難易度はやや高め。
ですが、ポイントを押さえれば出会える確率はグッと上がります。
この記事では、
✔ 生息場所
✔ 探し方
✔ 観察のコツ
を分かりやすく解説します。
輝く瑠璃色が美しい – ルリカワセミ

ルリカワセミ Blue-eared Kingfisher
ルリカワセミについて
東南アジアに広く生息するルリカワセミは、シンガポールでも繁殖しています。
ここ数年、カップルが繁殖行動をするのを目撃されていたり、幼いルリカワセミが狩りをする姿が目撃されています。
特徴
- 耳の後ろが鮮やかな“ブルー”
- 背中は濃いコバルトブルー
- お腹は濃いオレンジ〜赤褐色
👉 同じ仲間のカワセミよりも
より暗く、深い青色をしているのが特徴です。
| 分類 | 種名 |
| 目: | ブッポウソウ目 |
| 科: | カワセミ科 |
| 属: | カワセミ属 |
| 和名: | ルリカワセミ |
| 英名: | Blue-eared Kingfisher |
| 学名: | Alcedo meninting |
| サイズ: | 15.5-16.5 cm |
シンガポールでルリカワセミが見れる場所
ルリカワセミは、かなり環境を選ぶ鳥です。
- 熱帯の森林内
- 日陰の多い小川・渓流
- マングローブ林
共通点は
「暗くて静かで水がある場所」
特に
- 木が覆いかぶさるような小川
- 光があまり入らない水辺
が狙い目です。
デイリーファーム自然公園|Dairy Farm Nature Park

給餌求愛の様子
ルリカワセミを見るには、Dairy Farm Nature Parkがおすすめです。
ここは、ほぼ毎年繁殖している場所です。
普段は奥のほうにいて、あまり見れることはありません。
狩りをするときに手前の木の枝にとまることがあるので、時間に余裕があれば気長に待ちましょう。
繁殖期になると、動きが活発になり、囀りも聞こえるので見つけやすくなります。
アクセス
公共交通機関
①MRT+徒歩(王道ルート)
- Hillview駅(DT3)
Downtown Line(青ライン)
- Exit Aから出る
- 「Wallace Trail」の案内に従う
- そのまま森の中を歩く
- Carpark B方面へ
MRTから徒歩約15分程度
Forest Walkから、Dairy Farm Open Carpark Bに向かう途中にある、コンクリートの休憩所の片隅の小さな池に生息しています。
② バスで行く場合
以下のバスが近くを通ります👇
- 966 / 972M / 973 など
最寄りバス停
- Petir Rd(徒歩約5分)
ただしMRT+徒歩の方が分かりやすい
③GRAB
GRABで行く場合、ピンの設定を、
“Dairy Farm Nature Park Carpark B”または“Dairy Farm Open Carpark B”にしましょう。
※注意(超重要)
Carpark A(Hillview駅側)に連れて行かれると、結局歩くことになりますのでご注意ください。
2024年3月に、給餌求愛の様子と交尾の瞬間を撮ることができました!
ヒンデヘデクウォリールックアウトポイント|Hindhede Quarry Look Out Point
この場所は、Dairy Farm Nature Parkの個体が狩りに来ているようです。
以前は、Hindhede Quarry Look Out Pointから狩りをする姿や、休憩する姿が見られたのですが、工事などで人の手が入ってしまい、目撃情報があまりありません。(2023年)
追記:2025年時点では工事は終了しており、ルリカワセミの目撃情報もありました。
ブキ・ティマ自然保護区内にある採石場跡地なので、Quarry以外でも探鳥可能です。
Waringin Hut Playgroundでは、絶滅危惧種のキガシラヒヨドリ Straw-headed Bulbulよく見られます。
アクセス
公共交通機関での行き方
①MRT+徒歩
- Beauty World駅(DT5)
Downtown Line(青ライン)
- Exit Bから出る
- Bukit Timah Nature Reserve Visitor Centre 方面へ
- 「Hindhede Nature Park」の入口へ入る
- 道なりに進むと採石場(Quarry Lookout Point)に到着
② バスで行く場合
👇以下のバスが便利
- 67 / 75 / 170 / 171 / 184 / 852 など
「Opp Bt Timah Nature Reserve」付近で下車
その後、徒歩約5〜10分で入口へ
ウィンザー自然公園|Windsor Nature Park
繁殖活動が何度か目撃され、幼いルリカワセミも見られているので、この公園内で営巣しています。
Hanguana TrailとSquirrel Trailの間でよく目撃されています。
この公園は、カワセミの中でも最小種のミツユビカワセミも飛来してきます。
様々なレアな鳥が見られていますが、背の高い木々が覆いかぶさるように影を作っているため、とても暗いです。野鳥撮影をする方は、三脚があるとよいでしょう。
アクセス
公共交通での行き方
① MRT+徒歩(最もおすすめ)
Upper Thomson駅(TE8)
Thomson-East Coast Line (茶色ライン)
- MRTを出る
- Upper Thomson Road沿いを歩く
- 「Venus Rd」方面へ
- そのまま進むと入口
徒歩約850mほど(約10〜12分)
② MRT+バス(暑い日おすすめ)
使う駅
- Upper Thomson MRT
または - Marymount MRT
バス
以下が便利👇
- 132 / 166 / 855 / 980 など
降車バス停
Upp Thomson Rd
- 「Bef Windsor Pk Rd」
- 「Aft Windsor Pk Rd」
そこから徒歩5〜7分
The Potter’s Garden|(旧)Jurong Eco-Garden

ルリカワセミ Blue-eared Kingfisher ♂
☆2025年にリニューアルされ、名称が変更になりました。
この場所は、ルリカワセミが頻繁に見られる場所として、多くのバーダーが足を運びましたが、近年は、年によって当たり外れが大きいようです。
私が訪問した2022、2023年6月は、午前11時過ぎに数回ダイブしてあとは暗い藪の中に引っ込んでしまいましたが、しっかり撮影することができました。
陶器販売店、「Thow Kwang Pottery Jungle」の裏に池があり、そこに生息しています。
最寄りのバス停からは、Aquaporin Asia Pte. Ltd.など、テクノロジー関連の企業がある敷地内を通っていくことができます。
アクセス
①Pioneer駅(EW28)
East West Line(緑のライン)
- 所要時間: 約25分
- ルート例: 駅から路線バス(179番など)を利用し、Cleantech Loop付近のバス停で下車、その後徒歩で向かいます。
②Boon Lay駅(EW27)
East West Line(緑のライン)
- 所要時間: 約32分
- ルート例: 駅から路線バス(199番など)を利用するルートが一般的です。
どちらの駅からもバスの利用が便利ですが、Pioneer駅からの方が比較的早く到着できるようです。運行状況や時間帯によって最適なバス路線が異なるため、出発前に最新の時刻表をご確認ください。
パシルリスパーク|Pasir Ris Park
新たにルリカワセミの狩場となったのは、Pasir Ris Park Carpark Bにほど近い、キングフィッシャーポンド|Kingfisher Pondです。
休憩中は、暗がりに引っ込んでしまいますが、狩りをするときは、明るいところに出てくるので、撮影、観察共にしやすいところです。
コンパクトな池なので、近くで見ることもできます。
ルリカワセミの探し方のコツ
ルリカワセミは、普段は暗い場所に身を潜めているので、動きがないと見つけるのは難しいです。
明るいところだと鮮やかな瑠璃色も、ひとたび暗い場所になると、保護色と化してしまいます。
① “暗い場所”を探す
明るい川ではほぼ出ません
森の奥の水辺がベスト
② 音で探す
- 「ツィッ」「チッ」と高い声
- 一瞬だけ鳴くことが多い
鳴き声がヒントになります
④ 同じ場所で待つ
ルリカワセミは縄張り性が強く
同じ止まり木に戻ってくることが多いです
一度見た場所は粘る価値あり
👇是非、動画で可愛らしい鳴き声を聞いてみてください。
まとめ
今回は、シンガポールで見れる瑠璃色の宝石、ルリカワセミについて記事にしました。
新しい情報も追記した記事も作成しましたので、こちらも是非参考にしてくださいね!


