雨季が終わり、サラカ(Saraca)の花が咲き始める頃。
普段はなかなか見かけない、美しい太陽鳥が姿を見せ始めます。
それが、宝石を散りばめたような輝きをもつ
Van Hasselt’s Sunbird ヴァン・ハッセルト・サンバードです。
今回は、シンガポールでこの美しい野鳥を観察できるスポットをご紹介します。
*サラカ…東南アジア原産の木。黄色い花をつけます。

シンガポールでの野鳥観察の、素敵な出会いになるかもしれません。
Van Hasselt’s Sunbirdが見られる場所
シンガポールで最も見つけるのが難しい太陽鳥
– Van Hasselt’s Sunbird。
多くの太陽鳥は都市公園でも見かけることがありますが、
この鳥は少し特別。
Bukit Batok Nature Park

ヴァン ハッセルト サンバード Van Hasselt’s Sunbird♂
2024年4月撮影
Van Hasselt’s Sunbirdがよく見られる場所は
Bukit Batok Nature Parkの駐車場横にあるサラカの木です。
公園内にはサラカの木がいくつかあり、黄色い花をたくさん咲かせています。
しかし不思議なことに、
この太陽鳥は特定の一本の木がお気に入りのようで、そこに蜜を吸いにやってきます。
野鳥撮影をしている人たちが集まっている場所も、ほとんどがその木の周辺です。
👇Bukit Batok Nature Park見られる鳥
Bukit Batok Nature Parkへのアクセス
公共交通機関で行く場合、MRTが近くに通ってないので、バスで行くようになります。
最寄りのバス停
Autobacs
Blk 267
Opp Blk 266
Bukit Batok Nature Parkで観察しやすい時期
サラカの花が咲く時期は主に
3~5月
9~11月
とされています。
その中でも特に観察されることが多いのは、
渡りが終わり子育てシーズンに入る3〜4月頃です。
この時期は、蜜を求めてサラカの花にやってくる姿が
比較的見つけやすいタイミングになります。
ジェルトンタワー|Jelutong Tower
Jelutong Towerは、少し辺鄙な場所にあり、たどり着くまでに少し時間がかかる展望タワーです。
しかしその分、早朝には珍しい野鳥が観察できる場所として知られています。
この場所では、Van Hasselt’s Sunbirdの観察記録もあり、
定期的に姿が確認されているようです。
アクセスは少し大変ですが、
珍しい野鳥を探しているバードウォッチャーにとっては、
一度は訪れてみたいスポットと言えるかもしれません。
ジェルトンタワー|Jelutong Towerへのアクセス
最寄りのバス停
Aft Adam Dr(アフターアダムドライブ)
Aft Sime Rd(アフターサイムロード)
そこからトレイルに入り、ゴルフ場を抜け、35分ほど歩くと到着です。
その他の見られた場所
その他、観察されたことのある場所は、
ウビン島、ローワー パース レザボアー パーク、ライフル レンジ
辺りです。
これらの場所は、実際に写真を撮られた方がいました。
ただ広いので、見つけるのは大変かも。
鳴き声を頼りに双眼鏡でみるのがいいかもしれませんね。
Van Hasselt’s Sunbirdについて

ヴァン ハッセルト サンバード Van Hasselt’s Sunbird♂
2024年4月撮影

ヴァン ハッセルト サンバード Van Hasselt’s Sunbird♀
2024年4月撮影
Van Hasselt’s Sunbirdの分布
Van Hasselt’s Sunbirdは、
インド北東部からバングラデシュ、そして東南アジアにかけて生息している太陽鳥です。
シンガポールでも観察記録はありますが、
特定の時期と場所でなければ、なかなか出会うことができません。
図鑑では「普通の鳥」?
私が野鳥観察を始めた頃に購入した
A Naturalist’s Guide to the Birds of Singapore
という図鑑では、この鳥は Common resident(一般的な留鳥) として紹介されています。
そのため、何度か探しに行ってみましたが、
残念ながら見つけることはできませんでした。
最近、野鳥情報を調べているサイトでは
Uncommon resident(あまり多くない留鳥) とされていることが多く、
もしかすると昔は、今よりも
もう少し見つけやすい鳥だったのかもしれません。
オスとメスの違い


オスはとても華やかな姿をしています。
- メタリックに輝く緑色の頭
- ピンク紫色の喉
- 胸からお腹にかけて暗めの赤色
光の当たり方によって色が変わる、
まさに宝石のような美しさです。
一方メスは、オスより体がやや小さく、
- 上部はくすんだオリーブ色
- お腹は黄色
と、オスに比べると落ち着いた色合いをしています。
日本語名は?
この鳥には正式な和名はなく、
この記事では英語名をカタカナにして
「ヴァン・ハッセルト・サンバード」と表記しています。
ただ、あるブログでは
「ハラアカタイヨウチョウ」と紹介されていて、
その姿をよく表している、
とてもぴったりな名前だなと感心しました。
| 分類 | 種名 |
| 目: | スズメ目 |
| 科: | ネクタリン科 |
| 属: | タイヨウチョウ属 |
| 和名: | ヴァン・ハッセルト・サンバード |
| 英名: | Van Hasselt’s Sunbird |
| 学名: | Leptocoma brasiliana |
| サイズ: | 10 cm |
👇eBirdで鳴き声を聴く

👇シンガポールの野鳥情報

まとめ
今回は、シンガポールではなかなか見ることができない
珍しい太陽鳥 Van Hasselt’s Sunbirdが見られる時期と場所についてご紹介しました。
サラカの花が咲き始める3月〜4月頃は、
この美しい鳥に出会えるチャンスのある季節です。
シンガポール在住の方はもちろん、
この時期に旅行で訪れる方も、ぜひ
Bukit Batok Nature Parkに足を運んでみてください。
この公園では、Van Hasselt’s Sunbird以外にも
比較的よく見られる野鳥が何種類か生息しています。
散歩を楽しみながら、
いろいろな野鳥を探してみるのも楽しいですよ。
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