Greater racket-tailed Drongo カザリオウチュウに会いに行こう

BIRDING

あまり聞きなれない名前の鳥、カザリオウチュウ。オウチョウではなくオウチュウです。
日本では、飾りのないオウチュウが迷鳥としてやってきた観察記録はあるようです。
今回ご紹介するカザリオウチュウは、森や林に生息し、シンガポールでは非常によく見ることができます。
色鮮やかな鳥ではありませんが、飾り羽がヒラヒラと舞う様子が美しく、人気の鳥です。

尾の先の飾り羽が妖艶な鳥 – カザリオウチュウ

1.カザリオウチュウ(飾烏秋)について

カザリオウチュウは、体長約33-35cm、東南アジアに広く生息し、シンガポールでは留鳥です。昼行性ですが、夜明けと夕方に特に活発に活動します。物真似が上手で、他の鳥の鳴き声をまねたり、口笛や金属音のような高い音や複雑な音で、森中響く大きな声で鳴きます。


★詳しく知りたい方はこちらのサイトをおすすめします。
https://singaporebirds.com/species/greater-racket-tailed-drongo/

2.カザリオウチュウが見れる場所

大体の公園の森の中で見ることができますが、海側の公園には少ないようです。
ボタニックガーデンの真ん中あたりにある、Nassim Gate Treewayを中心とした林の中にいることが多いです。もうちょっと北のBukit Timah Nature Reserve/ブキ・ティマ自然保護区にある、Hindhede Nature ParkとDairy Farm Nature ParkやWindsor Nature Park/ウィンザー自然公園、Thomson Nature Park/トムソン自然公園などでよく見られます。

3.カザリオウチュウの見つけ方

森や林など、薄暗い環境を好む鳥なので、公園内の木がうっそうと茂っている場所を探すと見つけることができます。高い木の上にいることもあれば、採餌の際には地面に降りてくることもあります。朝方や夕方に、色んな鳴き声が一斉に聞こえてきたら、カザリオウチュウの可能性が高いです。

ポイント

カザリオウチュウは、薄暗い場所を好むものの、開けた高い木の上にいることもよくあります。最初に探すときは、木の上のほうを見てみるとよいでしょう。
また、子育ての時期、親鳥は体への負担を軽減するため、飾り羽が抜け落ちることがあるそうです。飾り羽が1本足りない個体を見つけたら、近くに子がいるかもしれませんね。

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