Copper-throated Sunbird ノドアカタイヨウチョウに会いに行こう

シンガポールでは、Sunbird(サンバード)という長いくちばしで花の蜜を吸う鳥が8種類いると、図鑑に記載があります。今回は、そのうちの1種、ノドアカタイヨウチョウという鳥をご紹介します。

虹色に輝く – ノドアカタイヨウチョウ

1.ノドアカタイヨウチョウについて

東南アジアの沿岸地域で見られるノドアカタイヨウチョウは、小さな虫や、花の蜜を求めて飛び回るアクティブな鳥です。
雌は頭がグレーで、お腹は黄色と少し地味ですが、雄は、虹のようにカラフルな色をまとった姿です。和名が喉赤というように、喉元の錆びた鉄のような艶やかな赤が印象的です。ところが、こんなにたくさんの色があるのに、暗いマングローブの中で見ると、まるで真っ黒の鳥を見ているようでとても不思議です。


分類・種名
目: スズメ目
科: タイヨウチョウ科
属: Leptocoma
和名: ノドアカタイヨウチョウ
英名: Copper-throated Sunbird
学名: Leptocoma calcostetha
サイズ: 12-14 cm

★シンガポールの野鳥情報は、こちらのサイトがおすすめです!

Copper-throated Sunbird
Scientific Name: Leptocoma calcostetha Malay Name: Kelicap Bakau Chinese Name: 铜喉花蜜鸟 Range: Found from mainland SoutheasRead More...

2.ノドアカタイヨウチョウが見れる場所

マングローブに生息する、ノドアカタイヨウチョウは、Sungei Buloh Wetland ReserveのMangrove Boardwalkで見ることができます。大体、ペアで行動することが多いです。留鳥なので、1年を通してみることはできますが、特に2月後半から3月にかけて繁殖期のため、雄が見張り役、雌が巣作りまたは、雛に給餌をする光景が見られます。
その他、パシル・リス・パーク/Pasir Ris Park のマングローブトレイル、ウビン島/Pulau Ubinにも生息しています。

3.ノドアカタイヨウチョウ見つけ方

一番見つけやすいのは、スンゲイ・ブロウ湿地帯/Sungei Buloh Wetland ReserveのMangrove Boardwalk, Shelter MB1の周りです。つがいで行動するこの鳥は、雄が雌を追いかけます。その際に、高い短い鳴き声を出すので、その声を頼りに探すとよいでしょう。動きがとても素早いので、目で追うのは大変です。
ノドアカタイヨウチョウは、木に登ってくる蛇やリスなどの天敵から卵や雛を守るため、水面に近い低い位置に巣を作ります。繁殖期の間に、下のほうを出入りしていたら、巣があるはずです。その時は、そっと目立たないところから観察、写真撮影をしましょう。

タイトルとURLをコピーしました