ルリノドハチクイ、その名の通り喉が鮮やかな瑠璃色で、ミントグリーンのお腹に茶色の頭と、なんともおしゃれな配色の鳥です。
この鳥は、シンガポールでは留鳥で、年間を通して見ることができます。
高い木の上からピューっと飛んで、虫をフライングキャッチする姿や、暑い午後には、群れで次々に水に飛び込み、水浴びをする姿は、とても見応えがあります。
今回は、ルリノドハチクイが特に見やすい場所をご紹介します。
ルリノドハチクイが見れる場所
プンゴルキャンプ場
3-6月は繁殖の時期で、Punggolにあるキャンプ場施設で営巣します。(2022,2023年実績)
施設内へは勝手に入れませんし、巣へ近づくことはできませんが、フェンス越しに観察することはできます。
営巣、子育ての時期は、巣のある砂場をさらにテープで囲い、近づけないように配慮されている様子が見れます。
現地に行くと分かると思いますが、誰かがフェンスに枝を括り付けているので、親のハチクイはそこに止まります。かなり至近距離で見ることができます。

Outward Bound Singapore (Reception and Activity Centre)
North East Line終点のPunggol駅で降りて、プンゴル・インターチェンジから84のバスに乗り、最寄りのバス停、Opposite Blk 437b(Punggol Rd End)で降りるのが一番近いです。
以前記載したバス停は廃止になったようです。
現在は、LRTのプンゴルポイント|Punggol Pointが最寄りの駅です。
ちなみにこの場所から少し歩くと、コニーアイランドという島に行けます。
渡りの時期は、猛禽たちが集まる場所で有名です。
ボタニックガーデンの池の周り
ボタニックガーデンの池がある場所では、狩りの姿と、水浴びの姿が見られます。
特によく見られる場所は、シンフォニーレイク、エコレイク、Learning Forest Lakeです。
ビダダリパーク|Bidadari Park
ビダダリパークの池の周りでも、ルリノドハチクイを見ることができます。

普段は高い場所にいますが、水浴びの時は近くで見ることができます。
ルリノドハチクイ|Blue-throated Bee-eaterについて
ルリノドハチクイは、中国南部から東南アジアにかけて生息し、夏は一部中国南部でも繁殖します。
カワセミと同じブッポウソウ目なので、巣を土手に穴を掘って作ります。
中国では、最も美しい鳥といわれ、野鳥愛好家に好まれているそうです。
シンガポールでは留鳥のこの鳥、興味深いことに、営巣地の一つは土手ではなく、地上の砂場です。
トンボ、蝶、ハチ、大きなハエなど、さまざまな飛行昆虫を飛行中に捕食します。

分類・種名
目: ブッポウソウ目
科: ハチクイ科
属: ハチクイ属
和名: ルリノドハチクイ
英名: Blue-throated Bee-eater
学名: Merops Viridis
サイズ: 22.5-23.5 cm
ルリノドハチクイの探し方
池や、湖のほとりにある高い木にとまり、獲物を探しているので、何か止まっているなと思ったら双眼鏡で見てみるとよいでしょう。
バードウォッチングの必須アイテム
この鳥は、朝早い時間帯よりも、日中日が高くなってから行動するようです。
上空からヒュンヒュンヒュンという少し高い鳴き声が聞こえてきたら狩りが始まります。
こちらのサイトで鳴き声が聞けます。
まとめ
今回は、見た目も美しく、狩りをする姿もスピード感があって格好いい魅力的な留鳥、ルリノドハチクイのご紹介でした。
東南アジアでは、よく見られる鳥のようですが、日本では見られないその姿は必見です。
繁殖時期にタイミングよく出会えるとそれは貴重な体験となることでしょう。
特に、3-6月の間、プンゴルキャンプ場では、繁殖の様子が見れる可能性が高いです。
時間を見つけて出掛けてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。