2023年4月下旬、アカビタイサンショクヒタキを見ることを目標に、オーストラリアのロットネスト島で探鳥をしてきました。
ロットネスト島は、美しい青い海にかわいいクオッカ、野鳥に出会える素敵な島です。
私が島にいた時間は約4時間、自転車で周りましたが、全然時間が足りなくて半分も周れませんでした。
それでも見ることのできた野鳥や、失敗から学んだこと、経験したからこそ言えることなどをシェアしたいと思います。
まずはアカビタイサンショクヒタキを探す!
アカビタイサンショクヒタキが実際に見れた場所

クオッカを見ることのほかに、オーストラリアの固有種、アカビタイサンショクヒタキに出会うことがロットネスト島を訪れた理由の一つでもありました。
もちろん、パース市内の公園や丘などでも見れると思うのですが、インターネットでいろいろ検索すると、ロットネスト島での目撃情報がちらほらあったのでそれを頼りに探しました。
結果、短い時間でしたけど、2か所で見ることができました。
こちらの場所が行きやすく、見やすかったです。
Rottnest Island Train Station付近の、ブランドウェイとベッドフォードアベニューが交差している付近のフェンスあたりの茂みにいました。
フェンスに何度もとまって、虫をフライングキャッチしていました。
この鳥の習性として、目線高の枝やフェンスに止まり、地面に降りて虫などを探すという行動を繰り返すので、一度見つけると写真も撮りやすいかなという印象でした。
もう一か所は、バダッド湖かハーシャル湖周辺の木々があり、日陰になっている場所でした。
ポイントとしては、開けた場所ではなく、木が多く木陰になっていて、枯れ木が倒れているような場所を探してみてください。
ロットネスト島で見れた野鳥
ピンクレイクでは、何種類かの水鳥が見れました。

Australian Shelduck/クビワアカツクシガモ

Pied Stilt/オ−ストラリアセイタカシギ

Australian Pied Oystercatcher/オーストラリアミヤコドリ
フェリー乗り場周辺で、ヒジリショウビンを見ることができました。

Sacred Kingfisher/ヒジリショウビン
まだまだ見れた野鳥はいたのですが、あいにく時間が迫り、思ったように写真が撮れませんでした。
パースに来たなら絶対行きたい場所 – クオッカで有名なロットネスト島
ロットネスト島について

そもそも、ロットネスト島をご存じない方もいらっしゃると思いますので、簡単にご説明します。
世界で最も幸せな動物と呼ばれているクオッカが住む島、ロットネスト島。
西オーストラリア州のフリーマントル沖合約18キロのインド洋に浮かぶ島で、パース市内からはフェリーで約90分、郊外のフリーマントルからは約30分で行くことができます。
ロットネストとは、1696年にこの島を訪れたオランダ人船長が、クォッカを大型のネズミと勘違いし、”ネズミの巣の島” – Rats Nest Islandと呼んだことに由来するそうです。

確かに少しネズミっぽいですね。
ロットネスト島へはフェリーで行きます。私は、午前中フリーマントル観光をして、早めにお昼を食べて向かいました。
フリーマントルで食べたのは、Cicerell’s Fremantleという有名なフィッシュ & チップスのお店です。量が多いのでキッズメニューを注文しました。それでも十分な量です。とても美味しかったです!
フェリーの予約はDirect Ferries



フェリー会社はRottnest Expressを使いました。
フリーマントルを12:00発、ロットネスト島を16:30出の便にしましたが、ゆっくり周るには朝できるだけ早い便をおすすめします。
フェリーは定員300名ほどの中型で、少し揺れるので、心配な方は酔い止めを飲むといいかもしれません。私は酔い止めを飲まなかったので、停泊中少し酔いました。船が動き出したら治まったのでよかったです。
ロットネスト島観光の所要時間

ロットネスト島は外周が約22kmあり、自転車で全周するには3-5時間かかります。時間や体力がない方は、4km(30分)、10km(1.5-3時間)を選ぶといいですね。また、AU$20かかりますが、島内周遊バス(Island Explorer)を利用することもできます。
レンタルサイクルは事前にインターネットで申し込みもできるようです。電動自転車を借りたい方は事前に申し込んだ方がいいかもしれません。
私は当日、普通の自転車を現地で借りました。半日プランでAU$16くらいでした。一日プランだとAU$30くらいだと思います。ヘルメット着用は必須です。途中で被ってない方もちらほらいましたが。
フェリー乗り場からほど近い場所に、レストランやお土産屋がありますが、そこ以外はあまり飲み物などを売っているところはないので、予め用意した方がいいです。特に飲み物は必須です。
まとめ
パースに来たら是非訪れたいロットネスト島。
アカビタイサンショクヒタキも、無事見ることができました。
小さな島だけど、探鳥をするとなると7,8時間は必要かなと思います。
時間もお金も余裕のある方は、島で1泊するのもよいですね。
夜行性のクオッカの行動が見れたり、パースは晴れの日が多いので、きっと満点の星空も見れるはず。
もし、私が次回もロットネスト島に行くならば、島を1周できるように、朝一番のフェリーで来て最終便で帰りたいです。
そして、野鳥もクオッカも景色もゆっくり写真を撮りたいと思います。
春から夏(10月から4月)に訪れて美しい海を楽しむのもいいかもしれません。マリンアクティビティに参加するのもいいですね。
オフシーズンは、秋から冬(5月から10月)です。
観光客も少なく、自然を楽しむならいい時期だと思います。
その時期の注意点としては、気温が低く、強風が吹くことがあるようなのでご注意ください。
笑っているように見えるクオッカ。とてもかわいかったです。
