【シンガポールで野鳥観察】留鳥ズグロキゴロモハタオリの巣作り

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シンガポールでは外来種のズグロキゴロモハタオリ。
3月から8月頃までが繁殖シーズンなので、4月に巣作りの様子を見に行ってきました。

初めて巣作りを見たのは、2023年の4月でした。
その場所は、フェンスがあることから鳥の警戒心が少なく、目の前で観察することができました。

2024年4月に再訪しようとしたら、道が閉鎖されていて、車でしか行けない状態であきらめていたところ、他の場所でも見れることを知り、今年も見ることができました。

毬のような巣を織る – ズグロキゴロモハタオリ

ズグロキゴロモハタオリが見れる場所・時期

ズグロキゴロモハタオリのコロニーが見れる一番有名な場所は、Lorong Halusです。

この場所は、人も少なくじっくり巣作り観察ができます。
水辺で足元が悪いのと赤い蟻がたくさんいるので、行かれる際は、ハイカットの靴か長靴を強くおすすめします。
3月くらいから巣作りが始まるので、ピークの4,5月頃が活発でいいかもしれません。

Lorong Halus Wetlandに向かう橋を渡ったら、川沿いの道を左に進みます。

ピンを打った辺りの藪の中が水辺になっています。その水辺の周りに沢山コロニーがあります。

巣作りや求愛行動に疲れたペアたちが、水たまりで水浴びするシーンも見れてほっこりです。

次に、クランジマーシースの隣にある、Bollywood Farmsというハーブ園です。木曜日から日曜日まではレストランも営業しています。(臨時休業もあるかもしれないので念のためWEBでチェックしたほうがいいかも!)

園内のずっと奥に人がほとんど来ない場所があり、フェンス越しにズグロキゴロモハタオリのコロニーを見ることができます。
ただ、冒頭でも触れましたが、2024年現在その場所は、軍事訓練場開発のために道が閉鎖され、徒歩でのアクセスが難しい状況です。
車をお持ちの方は問題ありませんが、タクシーやGrabを使って行っても、帰りが捕まるかどうか分からないのでちょっと心配です。

Bollywood Farmsはこちらです。

ズグロキゴロモハタオリについて

ズグロキゴロモハタオリは、南スーダンからタンザニに生息する、アフリカ東部原産の鳥です。湿地に生息し、楕円形の巣を作ります。

雄は明るい黄色で、頭は黒、腹部はクロムオレンジです。雌は全体的に薄い黄色で、他のハタオリドリの雌と混同してしまうことがあります。

シンガポールでは、元々は篭脱けで、2011年にLorong Halusで初めて営巣活動が確認されたそうで、割と最近急速に増え始めたそうです。
今後はもっと数が増えるのではないかと言われています。

分類・種名
目: スズメ目
科: ハタオリドリ科
属: ハタオリ属
和名: ズグロキゴロモハタオリ
英名: Golden-backed Weaver / Alternative Name(s): Jackson’s Weaver
学名: Ploceus jacksoni
サイズ: 12-14.5 cm

まとめ

日本では見ることのできない、ハタオリドリのコロニーと巣作り。

鳥たちが飛び交い、懸命に働く姿を見るとなんだか胸が打たれます。
しかも、こんなに簡単に見れるなんてシンガポールに住むことができてよかったと思います。
在住している方も、旅行の方も普段野鳥観察をしない方にも是非見ていただきたい光景です。
3-8月の間、是非Lorong HalusまたはBollywood Farmsに訪れてください。

YouTubeに動画をアップしたので見ていただけると嬉しいです!

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