オランウータンやテングザルなどの象徴的な野生動物や鳥類、昆虫、植物など豊かな生物多様性で知られる、世界でも有数のホットスポット、ボルネオ島に探鳥旅行に行ってきました。私たちが訪問したのは、マレーシアのサバ州、サンダカン郊外のセピロックです。
セピロックは、オランウータンリハビリテーションセンターやボルネオマレーグマ保護センターで知られる場所ですが、ガイドなしでも安全に探鳥が楽しめる、レインフォレストディスカバリーセンター(RDC)がある、バーダーの聖地でもあります。
今回は、ボルネオ島、セピロックの行き方、探鳥の様子や周辺のおすすめスポットについて記事にしました。

まずは、ボルネオ島を知ろう!
自然の宝庫 ボルネオ島

画像クリックでツアー予約できます
世界で3番目に大きい島、ボルネオ島。
マレーシア、インドネシア、ブルネイの3カ国が領有しています。インドネシアでは、”カリマンタン島”を正式呼称としています。マレーシアでは、”ボルネオ島”を使っていますが、州名の”サバ”や”サラワク”と呼ぶことが普通で、インドネシアほど島名にこだわっていません。
ボルネオ島はかつて、豊かな密林が広がり、生物多様性の宝庫でしたが、20世紀以降、パーム油の食用需要が世界的に増加し、アブラヤシの大規模なプランテーションが急速に拡大しました。森林破壊とそれに伴う希少生物の生息地喪失、気候変動、水質汚染、そして土地紛争や労働問題など、多岐にわたる環境的・社会的影響を引き起こしました。
このことに危機を感じた世界中の環境保護団体から、これ以上森林伐採がされないよう、マレーシア、インドネシア、ブルネイに国境を越えた取り組みを働きかけました。そして3国は、失われゆく自然保全のため、”ハート・オブ・ボルネオ”を宣言し、各地に自然保護区を設けました。この取り組みは、植物や動物だけでなく、森で暮らす先住民の食料と住居を守ることにもなりました。
ボルネオ島には、200種類以上の哺乳類、260種類以上の両生類や爬虫類、600種類を超える鳥類が生息し、昆虫や植物は観察の度に新種が発見されるという、貴重な生き物たちの最後の楽園です。
また、先住民も多く暮らしていて、マレーシアのサバ州、サラワク州では、カダザン・ドゥスン族、バジャウ族、プナン族、イバン族などが知られ、それぞれ独自の文化や言語、生活様式をもっています。
多くの方が、ボルネオ島と聞いてイメージするのは、やはりオランウータンではないでしょうか。オランウータンは、ボルネオ島とスマトラ島のみに生息するアジア唯一の類人猿です。現在、オランウータンは絶滅の危険性が高い”近絶滅種”に指定されており、保護活動が活発に行われています。
オランウータンは、マレー語で、”森の人” を意味します。Orang=人とHutan=森
ボルネオ島セピロックでは、運が良ければ、野生のオランウータンを間近で見ることのできる場所でもあります。
日本からボルネオ島・セピロックに行くには?

セピロックは、マレーシア・ボルネオ島サバ州のサンダカン郊外にある自然保護区です。
ボルネオ島といえば、キナバル山で知られる、コタキナバルが有名ですが、セピロックは、日本からも比較的近く、安全でお手軽に熱帯雨林のジャングル体験が楽しめる場所です。
セピロックへは、サンダカン空港から行くのが一般的です。
サンダカン国際空港への行き方

こじんまりした空港
クアラルンプール国際空港経由

KLIA 国内線ターミナル
日本から直行便>クアラルンプール (フライト約7時間)
クアラルンプール>サンダカン国際空港 (フライト約3時間)
一番シンプルな行き方です。
クアラルンプールまで直行便がある航空会社
航空券の金額を抑えたい方は、乗継便で探してみましょう。
コタキナバル空港経由
日本>コタキナバル (フライト約6時間)
コタキナバル>サンダカン (フライト約1時間)
期間限定(2025年2月24日~3月28日)で、東京(羽田・成田)からコタキナバル行きの直行便がありましたが、現在運休しています。もし再開すれば、コタキナバル経由でサンダカンへ行けます。
韓国の仁川や台湾の桃園国際空港からコタキナバルへの直行便があります。乗継は増えますが、コストが抑えられます。コタキナバル観光とセットで行くなら、この行き方がよさそうです。
コタキナバル⇔サンダカンのフライトは片道約1時間、料金は往復約1万円です。
ブルネイ国際空港経由
成田国際空港>ブルネイ国際空港 (フライト約6時間~6時間30分)
ブルネイ>コタキナバル (フライト約40分)
コタキナバル>サンダカン (フライト約1時間)
関東地方にお住まいの方なら、ブルネイ経由も選択肢に入りますね。
石油・天然ガスが豊富で国民の生活水準が高いブルネイを観光をしてから、セピロックに向かうのもいいですね。
【重要】パスポートに押してもらったスタンプを確認すること
サバ州では独自の出入境管理を行なっており、マレーシア国内移動であっても、サバ州以外から到着する際には、イミグレーションを通って、パスポートにスタンプを押してもらう必要があります。
このスタンプがないと出境時にトラブルになるので、サバ州入境時にスタンプが押されていることをしっかり確認してください。
サンダカンからクアラルンプールへの出境時、夫はスタンプが押されなかったので、念のため、押してもらうようお願いしました。ちなみに私はちゃんと押されていました。
セピロックまでの移動手段

空港を出たら車がたくさん待機
宿泊先によっては、送迎をしてくれるところもありますが、基本はタクシーか配車サービスになります。タクシーよりも配車サービスの方が断然安いので、そちらを使いましょう。
小さな空港ですが、Grabがすぐつかまります。料金は、\600くらいです。
Grabは本当に便利です。明瞭会計、事前予約もできるので、早朝や深夜になる場合、心配なら予約をしておきましょう。
Grabの注意点として、雨が降ったり、事前予約の場合、料金が上がります。といってもマレーシアは、まだまだ物価が安いほうなので心配するほどではないです。
海外で通信するならe-simが便利です。
私は、今は Airalo を使ってますが、初めて使う方は、klookで購入できるNTT Docomoのe-simが安心なのでは?
セピロックのベストシーズン

大リス Cream-coloured Giant Squirrel
一般的に、ボルネオ島のベストシーズンは、天気が安定している、乾季の4月から8月と言われています。
セピロックで野鳥観察をしたい方は、繁殖期の5月から8月初旬が鳥の動きが活発になるそうなので、その時期が適しているのでは?
私たちは9月に行ったのですが、木の実も少なく、鳥の出もあまり多くないと感じました。
10月から2月までは、雨季に入り、渡鳥がやって来る時期ですが、天気が不安定になります。お天気に恵まれれば、普段見られない留鳥以外の野鳥が見れるかもしれませんね。
セピロックの定番人気スポット
セピロックは、自然と野生動物の保護活動で知られる地域です。
そんなセピロックで、人気の観光スポットはこちらです!
3か所周るならツアーが便利です。
安心klookさんで予約☟
レインフォレストディスカバリーセンター(RDC)

レインフォレストディスカバリーセンター|Rainforest Discovery Center(RDC)は、セピロック森林保護区内にあり、毎年開催されるバードウォッチングイベントの開催地でもあります。
WEBサイト:Borneo Bird Festival

スカイーウォークは全長620m。所々に展望台も設置されていて鳥の目線で360度のジャングルパノラマが楽しめます。

高い!高所恐怖症のわたしは足がすくんだ
スカイウォークの下には、キングフィッシャートレイルや、ピタパスなど、鳥や動物の名前のついた、トレイルや小路があります。
トレイルに、野生動物や野鳥の写真が貼ってある看板が所々にあるのですが、その付近で見れる鳥が紹介されているので、注意深く観察してみましょう。
RDCの基本情報(2025年9月時点)

RDCに入場するには、チケットカウンターで入場券を買う必要があります。現金のみなので、必ず用意しておきましょう。Touch ‘n Goも使えません。
色別でチケット管理をしているので、毎日購入する必要があります。事前購入もできますので、チケットカウンターで必要日数分を購入しておけば、営業時間前に公園内に入ることができます。
セキュリティーで、その日のチケットを見せましょう。
チケットは後から購入することもできます。その際には、セキュリティーで写真を撮られます。
営業時間 | 8:00-17:00 年中無休 |
入場料 (現金のみ) | マレーシア居住者:大人RM7.00 子供(5-17歳)RM3.00 非マレーシア居住者:大人RM30.00 子供(5-17歳)RM20.00 5歳以下無料 |
Night Walk (現金のみ) | 大人(15歳以上)RM50.00 子供RM25.00 18-20時 2時間のナイトツアー 17時までにチケットカウンターで事前予約必須 |
Google map | RDC所在地 |
東南アジアが安い国というのはもうひと昔も前の話。比較的物価の安いマレーシアでも、年々上がっています。2年前は、RM20.00だった入場料も値上がりしています。今後も上がりそう…
RDCでの服装と必要なもの
スカイーウォークは、しっかりと整備されているので歩きやすいですが、下のトレイルはアップダウンの多いところがあったり、ぬかるみがあって滑りやすかったり。東南アジアの熱帯雨林なので、それなりの装備は必要です。
服装
●風通しのよい肌を隠せる長袖、ロングパンツが最適
●雨具は、撥水加工の軽量のパーカーがよい
●長い靴下に、トレッキングシューズが足元を守る
●日差しや落下物から頭を守るため帽子も必須
●手の甲までガードできるアームカバーや手袋があるとなおよい
赤道直下のボルネオ島は、一年を通して蒸し暑い気候です。日差しも強く、度々スコールが発生します。蚊や、目纏のような虫、毛虫やダニ、蛇やサソリなどもいますので、肌の露出は避けましょう。
散策時に必要なもの
●双眼鏡
●カメラ
●地図
●虫よけ
●日焼け止め
●飲み物
●タオル
●ティッシュ&ウェットティッシュ
バードウォッチングをするなら双眼鏡は必須です。地図は、チケットを買ったときにもらえるものとスマホで位置確認しましょう。虫よけも必須。特に、トレイルは、暗くて湿度もより高く、蚊がたくさんいます。携帯用のベープをぶら下げてもいいかも。飲み物は、RDC内でも調達できるので、ペットボトル1本あれば十分かと思います。ティッシュは、トイレに行くときに必要になることがあります。
私のおすすめ双眼鏡!
今回、三脚を持って行ったのですが、全く出番がありませんでした。動画を撮る方や、レンズが重すぎるなど特別な事情がない限り、できるだけ荷物を軽くした方が、体力的にも楽ですし、たくさん周れて野鳥や動物を見つけるチャンスが上がると思います。
トレイル

スカイウォーク入り口
チケットを購入すると紙の地図がもらえるので、参考にしながら効率よく周りましょう。
スカイウォークを歩いたら、地上のトレイルも歩いてみましょう。時間があれば、Sepilok Giant(セピロクジャイアント)を目指してもいいかも。セピロックジャイアントは、推定樹齢800年から1000年で、サバ州最古の木です。

おすすめトレイル①Pitta Path

クロアカヤイロチョウ Black-crowned Pitta

クロアカヤイロチョウ Black-crowned Pitta
おすすめは、やはりPitta Pathです。
森の奥深く入る必要はなく、Pitta PathとTarsier Crossingのジャンクション周辺が、鳥の通り道になっているのか、多く見れました。
ここでは、
・クロアカヤイロチョウ
・クビワヒロハシ
・シロガシラシキチョウ
・サバヤマウズラ
・ボルネオズグロジチメドリ
・キツツキ、ヒヨドリ(種類は分からず)
などが見れました。
時々、アオバズクがやってきて、かなり低い位置で見れるそうです。(地元の方情報)

シロガシラシキチョウ White-crowned Shama

サバヤマウズラ Sabah Partridge

ボルネオズグロジチメドリ Bornean black-capped Babbler
地元の方が教えてくれたのですが、現在、RDC内で見れるヤイロチョウは、クロアカヤイロチョウだけだそうです。他は、セピロックで見れるそうですが、RDCの外だとおっしゃっていました。クロアカヤイロチョウは、時々移動して、Woodpecker Avenue辺りで目撃されることもあるようです。

看板にはたくさんのヤイロチョウの写真
RDCでも、過去には見られたんでしょうね。また戻って来てほしいです。
おすすめトレイル②Belian Trail

クロアカヒロハシ Black-and-red Broadbill
Hornbill Towerを降りたところから、Lakeside Trailへ向かうジャンクション辺りでは、
・クビワヒロハシ
・クロアカヒロハシ
・エビチャゲラ
・シマベニアオゲラ
など、ブロードビルやキツツキが見られました。その他にも、小さなムシクイのような鳥も飛び交っていました。虫を食べる鳥にとって最適な場所なのでしょう。

クビワヒロハシ Black-and-yellow Broadbill

エビチャゲラ Maroon Woodpecker

おすすめトレイル③Kingfisher Trail

Kingfisher Trail入口
残念ながら、Kingfisher Trailは、土砂崩れのため閉鎖中でした。(2025年9月時点)
ただ、復旧作業が行われていて、ワイヤーの網も張り巡らされていたので、バードフェスティバルには間に合うかも!

ナイトウォーク

スローロリス Slow Loris
ナイトウォークは、是非参加していただきたいと個人的思っています。
大人(15歳以上)RM50.00 子供RM25.00
18-20時 2時間のナイトツアー
17時までにチケットカウンターで事前予約必須
野生動物や昆虫相手なので、見たいものが全部見れる保証はありませんが、熱帯雨林のジャングルを夜歩くって、ドキドキしませんか?晴れの日は、暗がりの中、ふっと空を見上げると、満点の星空だって見えます。とても貴重な経験になることは間違いなしです!

ビワハゴロモ(の仲間) Lantern Fly
私たちが参加したときは、目玉のメガネザル(Western Tarsier)には出会えませんでしたが、スローロリスが見れました。ガイドさんがライトを当ててくれるので、カメラで撮影もできました。あまり光を当てるとかわいそうだから、速やかにパシャリとしました。

オオアカムササビ Red Giant Flying Squirrel

マレーヒヨケザル Malayan Colugo
ナイトウォークの時も、肌の露出は控えて、虫よけ対策をしっかりしておきましょう。蚊がとにかく多いです。
虫除けスプレーと併用で効果抜群!
ナイトウォークで役立ちます。普段の夜散歩にも!
オランウータンリハビリテーションセンター

マレーシアには、オランウータン保護区が、3か所あります。そのうちの一つが、”セピロックオランウータンリハビリセンター”です。
オランウータンを自然環境に適応させる施設で、生息地を失って行き場をなくしたオランウータンたちが、リハビリを受けて元気になって、再度森へ返されます。
基本情報
営業時間 | 月-木,土,日:9:00-12:00, 14:00-16:00 金 :9:00-11:00, 14:00-16:00 |
入場料 (現金のみ) | マレーシア居住者:大人RM5.00 子供RM2.00 非マレーシア居住者:大人RM30.00 子供RM15.00 5歳以下無料 |
Google map | 所在地 |
オランウータンリハビリテーションセンターに行きたいと考えている方は、現金を必ず用意しておきましょう。支払いは現金のみです。
望遠レンズを持ちこみたい方は、別途料金がかかりますので、ご注意ください。
klookでツアー申込☟
ボルネオマレーグマ保護センター

オランウータンリハビリテーションセンターの向かいには、ボルネオマレーグマ保護センターがあります。こちらはクレジットカードが使えます。

木の上で寝てたマレーグマ
施設はこじんまりとしていて、かわいいマレーグマが見れました。動物園ではなく、保護施設なので仕方ないですが、金額の割に、見どころが少ないのが気になりました。パッケージツアーにして、お得に行くのが賢いかも。
営業時間 | 9:00-15:30 年中無休 |
入場料 (カードOK) | マレーシア居住者:大人RM10.00 子供RM5.00 非マレーシア居住者:大人RM50.00 子供RM25.00 |
Google map | 所在地 |
ホテル・レストラン
おすすめの宿泊施設
Sepilok Forest Edge Resort

私たちが泊ったのは “セピロック フォレストエッジ リゾート” です。
マレーシアの連休の時期に行ったので、他の宿が全く空いていなかったので、こちらのお宿に泊まったのですが、部屋のランクも中級というのもあり、このリゾートの中では良心的な金額でした。

料金は3泊4日でMR1,239(約\43,439)です。
実際泊った感想は、とてもいい!です。
セピロック フォレストエッジ リゾートは、欧米系の方に好まれるようにデザインされているので、宿泊客の8割は欧米人。レストランも少し高いですが、サラダやパスタ、ピザ、ハンバーガーなど、ウエスタンフードが食べれます。サラダのドレッシングが最高に美味しくてレシピを聞きたかったくらいです。パスタもとても美味しかったです。
●Sepilok Forest Edge Resort Booking.comで予約

がっつり鳥活をするというより、少しゆったりしたい方にはかなりハマると思います。
ちなみに、リゾート内にも鳥はたくさんいます!
Tanini Sepilok (元Nature Lodge Sepilok)

画像クリックで予約できます
実際泊った方の情報をもとにおすすめできるお宿は “Tanini Sepilok” です。
お部屋も清潔で、お湯もちゃんと出て快適だったようです。RDCにも比較的近めで、価格もちょうどいい、バランスの取れたお宿です。


Sepilok B&B
野鳥目的ならここ!立地と価格が魅力。
設備はちょっと古そうです。細かいことが気にならない方には全く問題なさそうです。


Sepilok Jungle Resort

画像クリックで予約できます
バードウォッチャーには人気のお宿。
RDCからは少し遠いですが、価格が安めなのと、リゾート内も野鳥が多いのが人気の秘訣です。人気宿なので、早めに埋まってしまいます。予定が決まったら早めに抑えましょう。


食事が安くて美味しいレストラン
White House Bistro
RDCからもほど近いこちらのレストランは、何を食べても美味しいよ!と教えていただいたので行ってみました。本当に美味しいです。しかもリゾート地にしては、価格もとても良心的。ビストロとなっているので、洋食かなと思っていたのですが、ほぼ中華系です。ここはおすすめ!
クレジットカード不可。お支払いは、現金かGrab PayまたはTouch ‘n Goのみです。
Lepak Lounge

レストラン入り口の絵が可愛い!
こちらは、RDC内にあるレストランです。
値段もお手頃で、食事も結構おいしいです。ボリュームもあるのでコスパ良しです。なんといっても、疲れたらここで飲み物を飲んで、休憩できるのがありがたいです。
こちらのレストランも、クレジットカード不可です。現金または、現地のキャッシュレス決済となります。
日本人なら訪れたい場所|Sandakan Memorial Park

サンダカンという名前を聞いて、ぴんと来た方もいらっしゃると思います。
そう、そこは”サンダカン死の行進”で知られる場所です。
この事件は、第二次世界大戦中、 日本軍が北ボルネオ(現マレーシア/サバ州)を占領していた時代に、オーストラリア軍とイギリス軍の捕虜を、約260km離れたラナウの収容所に向かわせるため、未開のジャングルの中を強制的に歩かせ、その途中でほぼ全員、2,434人が死亡した戦争犯罪です。
詳しいことは、このブログでは明記しませんが、やはり日本人として、サンダカンに来たからには、手を合わせないわけにはいきません。最終日、時間を作って、メモリアルパークに行ってきました。
セピロックに行く機会がありましたら訪ねてください。

花を手向ける
サンダカン空港からすぐです。
もう一つの悲しい歴史は、”からゆきさん”。
サンダカンには、そんな女性たちが眠る日本人墓地があります。この場所は、寂しいところで、草が生い茂った道をかき分けて行くことになります。行ってみたいと思われる方は、複数人で行くことをおすすめします。
中国人墓地の駐車場まで車で行きます。そこから少し歩くと、舗装されていない小路が出てきますので、そこを進んでいきます。足元、やぶ蚊にご注意を。
まとめ
今回は、オランウータンをはじめ、数多くの希少な動植物や鳥類が生息するボルネオ島のサンダカン・セピロックの魅力について記事にしました。
ボルネオ島・セピロックの魅力
●東南アジア在住の方はもちろん、日本からも、実はそんなに遠くない。
●東南アジアのジャングルでも、個人手配ができ、安全に自由に散策できる。
●マレーシアは、まだ物価が安いので、金額的にも安心。
●豊かな大自然とそこに生きる希少な野生動物を見ることができる。
●サンダカンは、日本とは縁がある場所である。
●自然と文化、歴史を知ることができる。
深いジャングルに囲まれ、世界で唯一3カ国に支配されている島。
かつては、日本もこの島の一部を占領していた国の一つです。実は日本人にもゆかりのある、ボルネオ島に一度訪れてみたいと思いませんか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!
楽しい旅になりますように。
ホテル・航空券の予約がまだなら
お得に旅行をするには、早めに計画を立てて、チケットを確保!
海外旅行予約サイトおすすめ5選!
海外でスマホを使うならe-simが便利です。