シンガポールに来たら一度は見てみたい鳥の代表ともいえるシロクロコサイチョウ。
野鳥に興味のない方でも、その見た目のインパクトに驚くはず。南国にいることを実感させられること間違いなしです。知り合ったアメリカ人の観光客は、アメリカにはこんな鳥いないから見れて嬉しいと目をキラキラさせていました。
インパクト大! – シロクロコサイチョウ
1.シロクロコサイチョウが見れる場所
シロクロコサイチョウがよく見られる場所は、パシル・リス・パーク /Pasir Ris Park、ジュロン・レイク・ガーデンズ/Jurong Lake Gardens、ボタニックガーデン/ Singapore Botanic Gardensです。特に、パシル・リス・パークとジュロン・レイク・ガーデンズ営巣をする姿が見られるので有名です。
2.シロクロコサイチョウについて
和名では、シロクロコサイチョウまたは、キタカササギサイチョウ、アジアのサイチョウの中では、もっとも一般的で小さい種となります。オスは淡い黄色の嘴に黒い先端のカスク(サイチョウなどの特定の鳥の頭にあるヘルメットのような構造)、 メスはオスよりもカスクが小さく、くちばしの先端が黒色です。 若鳥は、羽の光沢が少なく、カスクは小さく、くちばしはすべて黄色です。果実が好きで、実を上にトスして食べている姿を見かけますが、昆虫や甲殻類、小さな爬虫類、時には哺乳類、鳥も捕食しています。
分類・種名
目: ブッポウソウ目
科: サイチョウ科
属: コサイチョウ属
和名: シロクロコサイチョウ
英名: Oriental Pied Hornbill
学名: Anthracoceros albirostris
サイズ: 68-70 cm
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3.シロクロコサイチョウの探し方
珍しい鳥と思われがちですが、実は結構身近な鳥のシロクロコサイチョウ。住宅地にもやってきて、ベランダに止まったという話はよく聞きます。(餌付けする人がいるようで、そのため来るようになってしまったようです。ちなみに、シンガポールでは野生動物にエサを与える行為は罰金対象です。)
公園内のバナナの木や、赤い実をつけているパームツリーなどに食べに来るので、木の実を探すことでシロクロコサイチョウも見ることができるでしょう。ペアでいることが多いので、お互い鳴いて会話をしています。上空から大きな鳴き声が聞こえたら、シロクロコサイチョウかもしれません。
繁殖の時期には、大きな木の低い穴に営巣します。巣のある木は、ロープで囲って保護されていることがあるので、それを目印にするのもいいかもしれません。