旅する蝶、アサギマダラをご存じですか?
アサギマダラは、季節によって長距離移動をする日本で唯一の”渡り蝶”。
春は南から北へ、秋は北から南へと移動します。
アサギマダラが見れる場所は、日本国内にも数か所ありますが、大分県の姫島村は、毎年5月中旬から6月初旬にかけて、数百頭ものアサギマダラが飛来し、幻想的な風景が醸し出されるので有名です。
そんな姫島村のベストシーズンや時間帯、島へのアクセス方法などをご紹介します。

ついでに鳥活もできるのでそちらもチェックしてみてください^^
姫島村基本情報
姫島村ってどんなとこ?

姫島村は、大分県の北部、瀬戸内海に浮かぶ大分県唯一の一島一村の離島。
約30万年前以降の火山活動によって生み出された島で、島内の至る所に火山活動の痕跡が見られます。
島全体が瀬戸内海国立公園に指定されている自然豊かな島で、2013年には日本ジオパークに認定されました。
夏には、海水浴やキャンプを楽しむこともできます。
姫島は、古事記や日本書紀にも登場する神話の島でもあります。
また、伝説の島とも呼ばれており、数多くの言い伝えがあり、姫島七不思議として語り継がれています。
観光情報は、下記姫島村のホームページにて詳細みれます!
名産
姫島といえば車えび。養殖と天然と両方あるそうです。
“姫島車えび”という名のブランドで、全国で知られています。
また、カレイやタコ、タイなども有名です。
期間限定ではありますが、毎年12月、1年でたった2日だけの漁期にやわらかな新芽のみを摘み、天日干しで仕上げる、”幻の2日ひじき”があるそうです。
姫島村へのアクセス

姫島村へは、フェリーに乗っていきます。

フェリー代は、大人(中学生以上)580円、小人(小学生)290円、幼児は無料(大人1人につき1人のみ)。現銀払いです。
大分空港から、フェリー乗り場のある伊美港(いみこう)まで車で約45分。
島までフェリーで約20分で着きます。
[伊美港]
住所:大分県国東市国見町伊美
TEL:0978-82-0022
無料駐車場有
姫島でランチ

姫島は車えびが有名ですので、やはり食べておきたいですよね。
私は、“かのや”さんにお邪魔しました。
大きなエビフライが二つ、小鉢のお料理もとても美味しかったです。
12:30頃にお店に着いたら満席で、少し待つことになったので、早めに行くことをおすすめします。
駐車場はありますが、5台までとなっています。
姫島港の駐車場に停めて歩いて行くこともできます。(姫島港から徒歩2分程度)

[お食事処 かのや]
住所:姫島村2079-1
TEL:0978-87-2870
営業時間:11:30~15:00/17:00~23:00
定休日:水曜日
無料駐車場有(5台)
その他のお店は、マップでご確認ください!
姫島村でアサギマダラが見れる時期と場所

渡り蝶のアサギマダラは、5月中旬から6月初旬まで、姫島北部の”みつけ海岸”に自生するスナビキソウの蜜を求めて、南から飛来し、休息したのち、 涼しい北の地に向かって飛び立ちます。
10月頃、その世代を交代した蝶が、北から南へと向かう途中で、 姫島に生えているフジバカマの花の蜜を求めて姫島で休息します。
・5月上旬から6月上旬頃:姫島北部の”みつけ海岸”
・10月中旬頃:姫島の金地区のフジバカマ
私が姫島に行ったのは、5月28日。みつけ海岸です。
その日は、午前8時の段階で350頭でしたが、現地に到着したのが午前11時頃。
午後1時の時点で150頭になったので、少し減ってしまったようでした。
その翌日は、午前8時から午後1時まで400頭がずっと飛び交っていたようで、タイミングが難しいことを痛感しました。
アサギマダラは、しばらく雨が降らない日が続いた、風が少なく、晴れもしくは曇りの涼しい早朝が活発だそうです。
余裕があれば、朝一番のフェリーで来ることをおすすめします。
近年、大分県内でもアサギマダラを飛来させるため、様々な取り組みが行われているため、蝶の飛来数が分散されているそうです。
数年前は、姫島のみつけ海岸には、数千頭ものアサギマダラが飛来し、それは幻想的なシーンを作り出していたようです。
アサギマダラの飛来数の記録が姫島村のホームページの“お知らせ”で確認できますので参考にしてみてください。
アサギマダラ飛来数を確認する
島内での移動手段
姫島は、1周車で約1時間、自転車で2時間くらいの小さな島です。
それぞれの観光スタイルに合わせて選べるのがいいですね!
自家用車

姫島へは、フェリーに自家用車を乗せていくことができます。
私は、野鳥も見たくて、撮影機材が重かったので車で行きました。
4~5m未満の車なので、片道¥3,380でした。(旅客料金含む・現金のみ)
値段は少々かかりますが、車で行く方が、自由度が高いのでお勧めです。
レンタカー
レンタカーは、全ての車両が姫島の太陽光で充電されている電気自動車です。(超小型電気自動車)
また、一人乗りの電動キックスクーターもあるようです。
※レンタカー(超小型電気自動車)・電動キックスクーターは事前にお電話で確認した方がよさそうです。運転免許証もお忘れなく!
無料バス
姫島巡回バスがあります。
お時間に余裕がある方はバスを乗り継ぎ目的地に行くのもよさそうでね。
時刻表などは、姫島村のHPに載っています。
レンタサイクル
レンタサイクルはこちらのお店です。
[ビボーン]
営業時間:9時~18時
TEL:0978-87-2844
レンタル料:1時間200円
2時間以降100円/1時間毎
野鳥観察をする
姫島に来たら、見るポイントは2つ。
ミサゴは “観音崎”、ハヤブサは海食崖 “鷹の巣”です。
(この情報は姫島村のHPにも掲載されています。)
ミサゴが営巣する場所

毎年ではないようですが、春になると観音崎火口の斗尺岩で、ミサゴが営巣します。
遠くからの観察となりますが、私が行った日には、雛がお母さんに寄り添っていて、少し離れた場所でお父さんが見守っていました。


双眼鏡があるとはっきり見えますし、明るい場所なので、遠くても600mmのレンズだと何とか写すことができました。
600mmにテレコンつけたり、800mmのレンズだと結構しっかり撮影できるのではないでしょうか。
私はSIGMAのSONY Eマウントレンズを使っています。
でも、これが気になっています。

ハヤブサが営巣する場所

ひめしまブルーライン沿いの海食崖が鷹の巣とよばれ、古くからこの崖で鷹が営巣することに由来しているそうです。
私が行った日の前の週はまだ巣立っていないという情報を聞いていたのですが、ちょうど鷹の巣に着いた時、幼鳥の鳴き声がものすごく近くで聞こえ探していたら、一羽が巣から落ちた(降りた?)ようで、目の前で大きな声を出していました。

その後、無事高いところに上り飛ぶ練習をしていたので、一安心。


まとめ
旅する蝶、アサギマダラが多く飛来する姫島村。
姫島へ日帰り旅行をするなら、

お天気のいい日は、空も海も青く最高に気持ちいいです!

最後までお読みいただきありがとうございます。
アサギマダラ、たくさん見れますように!