東京23区とほぼ同じ面積の小さな国シンガポール。赤道直下で、年間を通して温暖な熱帯モンスーン気候で真夏です。3月から10月は乾季で、留鳥の巣作り、子育てが見られ、11月から2月は雨季で、多くの夏鳥が飛来します。
今回は、初心者の方が気軽に野鳥観察ができるおすすめの場所を5つご紹介します。
まず知っておきたい|シンガポール野鳥観察の特徴
気温
冒頭でも触れましたが、赤道直下のシンガポールは、一年を通して高温多湿、平均気温は27℃、最高気温は35℃、一言でいうと「暑い!」です。
野鳥撮影にお出かけになる際は、日焼け、熱中症対策と、突然のスコールに備えて軽量の折り畳み傘は必須です。
治安
シンガポールは、世界でもトップクラスに治安のいい国です。
現に、シンガポーリアンは、ホーカー(屋台複合施設)やフードコートの席取りに、平気で携帯電話や財布を置いていったりします。誰も盗らないと安心しきっているんでしょうね…
軽犯罪はありますが、凶悪犯罪率は日本の半分程度と極めて低いそうです。
安心して、観光、鳥活できますね!
言語
海外に行くのに、言葉の壁は大きいと感じる方も多いのでは?
多民族国家のシンガポールは、英語ネイティブではない人とのコミュニケーションに慣れています。
語学に自信がない方でも、単語の羅列で何とかなります。語学が堪能な方でない限り、時制や文法にこだわって回りくどい言い方をするより、シンプルに喋る方が伝わりやすいです。
最低限揃えたい持ち物
双眼鏡
野鳥観察をするなら、双眼鏡は必ず持って行きましょう。
近頃は、野鳥撮影だけを目的として、観察をしない方が多いですが、個人的には、しっかり観察することが、結果的にいい写真が撮れることに繋がると思っているので、是非双眼鏡は準備してください。
軽量なものが負担にならなくていいと思います。
虫除け
シンガポールは、ペストコントロール(害虫駆除)をしっかりとしている国なので、清潔で安全な環境が保たれています。
それでも、野鳥がいるような、暗く湿度がより高い場所や海辺などでは、蚊やサンドフライ(ハエの仲間で刺してくる、そしてめちゃくちゃかゆくなる!)がいるので、しっかりと対策しましょう。
また、シンガポールでの探鳥で私を悩ませたのは、”蟻”です。
赤茶色の蟻が、木の実のなっている木やその足元に沢山いて、上からも下からも攻撃されたことが何度もあります。蟻だけに…木のそばに近寄るときは、木の幹と足元に蟻の行列がないか確認してみてください。
服装
通気性の良い、肌が隠れる、体に密着しない服装がおすすめです。
スポーツウエアで、ストレッチの効いた、ぴったりした上下がありますが、肌に密着した服は、蚊やサンドフライが刺してきます。
また、濃い色の服装は、蚊や虫が寄って来やすいので、自然の中にも馴染むモスグリーンや落ち着いたベージュなどがよさそうです。
日差しや落下物から頭を守るために、帽子も必須です。
飲み物
年中暑いシンガポール。水分補給は必須です。
ペットボトルのお水を都度買うのもいいですが、近くにお店がなかったりと困ることもあるかもしれません。
魔法瓶の水筒があると便利です。すでにお持ちの方は是非持参してください。
大きなペットボトルのお水を購入して、ホテルの冷蔵庫で冷やしておくと、水筒に移して冷たいお水を持ち歩くことができます。
因みに、シンガポールの水道水は、安全で飲むことができます。美味しくはありませんが。
結論|初めてならこの2つがおすすめ!
シンガポール植物園|Singapore Botanic Gardens

シロハラクイナ|White-breasted Waterhen
世界遺産にも登録されているボタニックガーデンでは、たくさんの鳥に出会うことができます。
留鳥も多いですが、渡り鳥も多く観察されています。
特に、ミナミヤイロチョウは毎年やって来ます。渡りの時期でないときに鳴き声を聞いていますので、住んでいる個体もいます。
野鳥リスト
[留鳥]
キバラタイヨウチョウ
Ornate Sunbird
チャノドコバシタイヨウチョウ
Brown-throated Sunbird
キゴシタイヨウチョウ
Crimson Sunbird
コウハシショウビン
Stork-billed Kingfisher
アオショウビン
White-throated Kingfisher
シキチョウ
Oriental Magpie-robin
コアオバト
Pink-necked Green Pigeon
ソデグロバト
Pied Imperial Pigeon
カザリオウチュウ
Greater racket-tailed Drongo
オビロヨタカ
Large-tailed Nightjar
オナガサイホウチョウ
Common Tailorbird
アカガオサイホウチョウ
Ashy Tailorbird
シロハラクイナ
White-breasted Waterhen
リュウキュウガモ
Lesser Whistling Duck
ルリノドハチクイ
Blue-throated Bee-eater
ブッポウソウ
Oriental Dollarbird
シロボシオオゴシキドリ
Lineated Barbet
ズアカミユビゲラ
Common Flameback
タケアオゲラ
Laced Woodpecker
シマベニアオゲラ
Banded Woodpecker
コウライウグイス
Black-naped Oriole
シロビタイムジオウム
Tanimbar Corella
ムナオビオウギビタキ
Sunda Pied Fantail
ミドリカラスモドキ
Asian Glossy Starling
キュウカンチョウ
Common Hill Myna
インドハッカ
Common Myna
ジャワハッカ
Javan Myna
メグロヒヨドリ
Yellow-vented Bulbul
アカメヒヨドリ
Olive-winged Bulbul
コウラウン
Red-whiskered Bulbul
ダルマインコ
Red-breasted Parakeet
ゴシキセイガイインコ
Coconut Lorikeet
サトウチョウ
Blue-crowned Hanging Parrot
[渡鳥]
ミナミヤイロチョウ
Blue-winged Pitta
ズグロヤイロチョウ
Western Hooded Pitta
チゴモズ
Tiger Shrike
ハリオハチクイ
Blue-tailed bee-eater







リュウキュウガモ|Lesser Whistling Duck
こんな人におすすめ!
- 海外探鳥初心者
- 舗装された綺麗な環境で気楽に野鳥観察がしたい
- 熱帯雨林の花や植物にも興味がある
ベスト時間帯
- 7:00-11:00
- 16:00-18:00
午前中は、比較的暑くなくて体力的には消耗しにくいです。
でも、シンガポールで見る鳥、特にヒタキ科は、お昼も活発な子が多い気がします。
私は、12時過ぎにはランチに行くことが多いのですが、その間に見たかった鳥が現れた!ということ、結構ありました…
14時以降は、鳥の動きも鈍ります。
夕方も鳥の動きがあります。
因みに、シンガポールの日のでは7:00頃、日の入りは19:00頃。
1年中、大体同じです。
難易度
★☆☆☆☆
- 観光客も多く、女性一人でも安心して周れる公園
- レストランや、展示施設もたくさんあり、野鳥観察以外も楽しめる
- トイレも多く清潔
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アクセス
MRT :
Thomson East Coast Line(TEL)
Napier(TE12)駅 南側のタングリンゲート
Downtown Line(DT) / Circle Line(CC)
Botanic Gardens(DT9,CC19)駅 北側のブキティマゲート
パシルリスパーク|Pasir Ris Park

チャンギ国際空港にも近いこの公園は、マングローブを手軽に見ることができます。
最寄駅からも比較的近く、食事をする場所も徒歩圏内にあること、公園の周りには、大きな邸宅もあり、静かで自然豊かなのでおすすめの場所です。
ここでは、マレーモリフクロウ、カンムリオオタカなど猛禽類が生息し、サイチョウや、ナンヨウショウビンも多く見ることができます。
野鳥リスト
[留鳥]
マレーモリフクロウ
Spotted Wood Owl
マレーウオミミズク
Buffy Fish Owl
ヒガシオオコノハズク
Collared Scops Owl
カンムリオオタカ
Crested Goshawk
コウハシショウビン
Stork-billed Kingfisher
ナンヨウショウビン
Collared Kingfisher
シロクロコサイチョウ
Oriental Pied Hornbill
ノドアカタイヨウチョウ
Copper-throated Sunbird
ズグロキゴロモハタオリ
Golden-backed Weaver




パシルリスパークは、とても広く、やみくもに歩くとあまり効率がよくない公園ではあります。
あえておすすめにしたのは、気軽にマングローブの中を歩けることと、マレーモリフクロウとカンムリオオタカが大体同じ場所で見れること、ナンヨウショウビンがたくさんいるので見やすいからです。
こんな人におすすめ
- フクロウを見てみたい方
- マングローブ散策をしたい方
- たくさん歩ける方
ベスト時間帯
- 7:00-11:00
- 16:00-19:00
パシルリスパークは、朝早めか夕方からの探鳥がおすすめです。
特にフクロウは夜行性なので、夕方遅くの方が動きがあります。
難易度
★★★☆☆ ※ポイントを抑えれば難易度は下がる
アクセス
MRT : East West Line(EW1) Pasir Ris駅下車
野鳥観察をしやすいおすすめの自然公園はこちら
ガーデンズバイザベイ|Gardens by the Bay
マリーナベイサンズや、スーパー・ツリー・グローブがあるクラウドフォレストで有名な公園です。
海、川など水辺が多いので、意外と野鳥を見ることができます。
ただ、ナショナルデー、クリスマス、旧正月などのイベントがある時期は、色んなオブジェを設置する工事が行われるため、野鳥も少なくなる気がします。
その時期は避けたほうがよさそうです。
この公園では、主に、ナンヨウショウビン、太陽鳥、シロハラクイナ、ササゴイ、キンパラなどの留鳥が見られます。

ナンヨウショウビン|Collared Kingfisher
また、ゴイサギのコロニーや、カタグロトビの営巣場所もあるので、たまに見ることもできます。
アクセス
MRT : Downtown Line(DT) / Circle Line(CC) Bayfront駅下車
ガーデン バイ ザ ベイ ベイ イースト|Garden by the Bay Bay East
ガーデン・バイ・ザ・ベイから、マリーナバラージを渡って川の対岸にある公園です。
レアな鳥がよく観察される場所でもあります。
Breakwaterではチドリやアジサシが見られます。
また、魚が主食のシロハラウミワシやシロガシラトビもよく見られます。
2022年にトムソンイースト・コースト線が開通したので行きやすい場所となりました。
※2023年10月より開発が始まり、Breakwaterとサイクリングロードには行けますが、公園内には入ることができなくなりました。

コアジサシ|Little Tern

クロエリシロチドリ|Malaysian Plover♀

クロエリシロチドリ|Malaysian Plover♀

シロハラウミワシ|White-billed Sea Eagle

シロガシラトビ|Brahminy Kite
アクセス
MRT : Thomson East Coast Line(TEL) Gardens By The Bay(TE22)駅
ジュロン レイク ガーデンズ|Jurong Lake Gardens
シンガポールの西側にある、水辺を中心とした公園です。
この公園では、湖畔ではカッコウが多く見られ、草原ではセッカや、ヒクイナ、ミナミクイナがよく見られます。
また、マレーウオミミズクが時期になると営巣します。

アクセス
MRT : East-West Line(EW)
Chinese Garden(EW25)駅またはLakeside(EW26)駅で下車
まとめ
今回は、公共交通機関を使って簡単に行ける、野鳥観察に適した公園を5つご紹介いたしました。
シンガポールは、発展し続けているので、MRT(電車)の駅がどんどん開通しています。電車で行ける公園が増えて、とても便利になりました。
今後も、その他の公園についてもご紹介していきたいと思います。
当ブログが皆様のお役に立つと幸いです。
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